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ご挨拶

​ “つなぐ”ものづくりの信念

私の“ものづくり”の原点は、日立建機㈱において油圧ショベルの旋回ベアリングの内製化事業への取組みから始まります。(株)日立製作所内の機械研究所に出向して、金属組織、応力­-歪み曲線、ポアソン比等の理論を学び、日立建機に戻ってNST製のセンターべリング(Φ1300)の鍛造、熱処理、切削、研磨チームに入り内製化に挑戦しました。日立建機㈱が土浦に移転する際スピンアウトしましたが、基礎研究から始める“ものづくり”の信念は現在も持ち続けています。

 1983年、金型交換装置(QDC)FA機械設計製造会社を起業後の2008年5月、取引先の㈱フジクラ、地球環境保護推進室から「光ケーブル破砕材の再生」を依頼されました。これがキッカケとなり㈱フジクラ、 (一社)電線総合技術センターの研究開発部門の技術協力が得られて2009年、光ケーブル再生樹脂板「プラパネル」が完成しました。​​

 プラパネルを製造販売中の2014年4月、住友林業㈱からプラパネルを木造住宅の交通振動軽減に利用できないかと問合わせを頂きました。これを機会にプラパネルのイノベーションに着手、明星大学理工学部と廃材を用いた木造耐力壁、日本大学理工学部と建材開発研究を開始しました。同時に「プラパネル」イノベーション後「P.パネル🄬」とするためP.PANEL合同会社を立ち上げ現在に至っております。

P.PANEL合同会社 創業者 花宮和壽

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「SDGs」持続可能な社会と安全な環境づくりをめざして

 私は樹脂製品製造の世界に入る前は自作パソコン製造に関わる仕事をしていました。パソコン制作から樹脂製品製造と対象は変わっても、品質管理や日々研究開発を重ね高品質を求める“ものづくり”の姿勢は共通しています。

 2015年9月の国連サミットで 「SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)」が採択され、世界の企業が持続可能でよりよい社会を目指し努力しています。​​

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 農業の現場では高齢化が進み、いったん設置した敷板が何年も敷きっぱなしになる厳しい現状があります。私共はそのような環境に耐える敷板、UVAの配合のP.パネル🄬開発に成功し、令和元年千葉県ものづくり認定製品に指定されました。

30年以上の耐候性、強靭・柔軟な物性をもつP.パネル🄬をほ場に設置し、皆様が転倒、転落事故を1件でも無くし、安心・安全の明るい農業をいつまでも続けられるよう願っております。

​          P.PANEL合同会社 市原工場長 花宮 尚登

令和元年度

千葉県ものづくり認定製品

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